私が読んだ婚活本紹介2冊目「東京タラレバ娘 」その2

今まさに絶好調の人気漫画家東村アキコ氏の著作「東京タラレバ娘」。

この婚活本紹介は読んだ順番に紹介しているというわけではないのでこの東京タラレバ娘を読んだのは婚活がひと段落した後でした。

軽快なテンポで強烈な名セリフがナイフのように読者を切り裂いてくるこちらの漫画ですが、私はこれこそ現代の婚活バイブルではないかと思ったのです。

東京タラレバ娘(1) (KC KISS)

現在3巻まで刊行されていますが、もう次から次へと主人公3人組みに不幸というか、厳しい現実が降りかかってきます。

そしてタラ、レバ、登場人物であるイケメンモデルのKEY氏からはっせられる刃のようなセリフが読者をも切り刻んでいきます。

その痛いと感じるセリフこそが、我々アラサー世代が目を背けている現実なのではないでしょうか？

東京タラレバ娘では、その標的が女性に向かっているだけで、作中の「タラレバばかり言ってたらこんな歳になってしまった。」

これは別に女性にだけあてはまる事ではないと思います。

33歳、そりゃ二十代から見たら普通におっさんですよ。おっさん。アラサー世代の男性のみなさん、笑えますか。私は素直に笑えないです。

所見では爆笑させていただきましたが、それは著者の東村アキコ氏の絶妙な見せ方、センスだからこそで、各所のセリフだけ抜き出して見てみると、同意できると共に、恐ろしくなってくるぐらいです。

東村さんは知り合いの女性がモデルにいるとあとがきで書かれていましたが、多分その方たちに、遠慮なく意見をぶつけたのがこの作品なんでしょう（笑）

私は彼女達の気持が少しわかるセリフがありました。

「この街で私たちはいつも何年も楽しい事を探して。ワクワクする事を探して生きてきた。若い頃は恐怖心なんて何もなくて。その先に何が待っているかなんて何も考えず。カタカタと昇るそのレールの上で、期待ばかりふくらませて。きっとこの先には、未来には、素敵な事がまってるって。私たちは幸せになれるはずだって」

私は社会人になって初めて親元を離れて１人暮らしを始めました。

１人暮らしは合う、合わないがあると思うのですが、私はとても楽しかったです。

なんとか人並みに稼いで、そのお金は自分の責任の範囲内で自由に使える。好きなものも食べれるし、買える。お金はあまり貯まりませんでしたが、気ままな１人暮らしを満喫していました。

私は埼玉でしたが、東京タラレバ娘の舞台はまさに「東京」。

社会人になってから知った東京はまさに、日本の首都。その光と影を凝縮した町であると感じました。

作中でもお洒落なきらきらしたお店で飲むよりも、手っとり早く酔っ払いたい→3人娘の内の１人、小雪さんの実家の居酒屋で飲もう→常連、となりその居酒屋でぎゃーぎゃー騒いでいてもなんら問題無い街、東京。

そう、東京。

ただでさえ楽しい、自由な社会人生活が、日本という国の首都で繰り広げられるわけですから、楽しいわけがない。実際楽しかったです。気ままな独身社会人生活は。

私もそうやって自由気ままに楽しんできて、気が付いたら31でした。そしてそこからはこのブログに書いた通りの婚活生活が始まったのでした。

昨今は晩婚化が進んでいるとの事なので、31という年齢は結婚を焦るには遅くない年齢なのかもしれません。ですがタラレバ娘でも散々書かれている通り若さは失われていくしかない、減っていくだけのものでしかない。

なのでアラサー女性だけでなく、男性の方もこの漫画を読んで感じるものがあるようなら、直ぐに行動を起こした方が良いのでは、と思います。

ですが東京タラレバ娘は随分と誇張して書かれていると思います。実際はこんな人達はいないでしょう（笑） そこは東村さんの絶妙なセンスというか、

笑いあり、涙ありの「東京タラレバ娘」。まだ第3巻ですが、この面白さと、人気です。

個人的には登場人物の3人には幸せになってもらいたいですが、筆者の東村さんはどうオチをつけるのでしょうか。

あまりの面白さに見えにくいと思いましたが、この本は結婚したいアラサー男女にとって、反面教師になる優秀な婚活本だと思います。

あなたもこの本を読んで、心当たりがある、痛てぇ痛てぇ、と思ったら、何か行動をおこしてみてはどうでしょうか？

東京タラレバ娘(1) (KC KISS)

東京タラレバ娘(2) (KC KISS)

東京タラレバ娘(3) (KC KISS)

東京タラレバ娘（１）

東京タラレバ娘（２）

東京タラレバ娘（３）

東京タラレバ娘 コミック 1-3巻セット (KC KISS)

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