家事分担における料理、自炊の問題 初心者はどうする?
結婚前提の同棲を始めて、いろんな壁にぶつかりましたがその中でも最も大きかったものが、家事に関わる事でした。
これはほとんどのカップルが感じるものではないかと思います。
できるだけ同棲、結婚生活を始める前に話し合っておいた方が良いですが、暮らし始めると中々上手くいかないことが多いと思います。
私達もそうでした。
そして家事の中で、もっとも比重が大きくなると思われるのが料理です。
恥ずかしながら私は仕事の負担等を考えると、やはり家事の主体は妻であると思っていました。
拘束時間、負担、収入共に私の方がかなり上だったからです。
しかし同棲一週間で妻はキャパオーバー。
直ぐに分担を見直し、できる方が行うといった形にシフト。
共働き中の家事負担は半々くらいになりました。
すると料理もこなさなければなりません。
私は料理のスキルを磨く事にしました。
「料理ができる」と生活の中で「料理をする」のは違う
私も妻も料理のスキルは初心者でした。
全くできない、という訳ではありませんが、日々の生活の中で、自炊できるレベルはありません。
しかも単純に「料理ができる」なら良いというわけではなく、毎日の生活リズムに合わせて料理を行わなければなりません。
自炊を避ける方法はいくらでもあります。
米さえ自前で用意すれば、後はお惣菜でどうとでもなりますし、費用も共働きなら許容内でした。
しかし我が家は妻の希望から食事はほぼ自炊です。
その自炊のリズムを掴むまでが大変でした。
基本は作り置きですね。
冷蔵保存すれば2、3日は駄目にならないので、量を作って保存ですね。
なので2日は同じ料理が続いてしまいますが、そこはしょうがありません。
そんな作り置き作戦で乗りきってきましたが、やはり役にたったのはあれでした。
私の料理力
よし、自炊するぞ、と決めた時の私の料理力は低く、野菜の切り方はよくわからない、素材の前処理のセオリーはわからない、というレベルでした。
1人暮らしを始めた当時はちょっとはしていましたが、次第にしなくなっていきました。
自炊に対するモチベーションが上がらなかったというのもありますが、あまり美味しく作れなかった、というのも大きな理由でした。
例えば私は肉じゃがが好きです。
ですが昔作った時は味付けも適当で、白滝を何もせず入れたため、微妙な味の上、白滝の臭さがするという、それはそれは微妙な肉じゃがが出来上がりました。
あれ、全然お店の味にならない。
というか不味い。
ならば最初から美味しいものを1人分買えばいい。
これは完全に駄目なパターンです。
それもこれも私はロクに肉じゃがの作り方も調べずに作りました。
それで美味しいものができるわけがありません。
その料理を作るのに必要なものが「レシピ」です。
基本的にレシピ通りに作れば普通以上のものが出来上がります。
料理が美味しくならないという方は、このレシピ通りに料理ができていないという事です。
要は如何にして良質なレシピを入手するかというところが肝でした。
それはわりとすぐに解決しました。
レシピはクックパッド最強説
探せばもっとあるのかもしれませんが、質、量共にクックパッドでほとんどの問題は解決できました。
クックパッドで自分が好きな料理を調べて上位人気のレシピで作ればまず外しません。
このクックパッドの機能を全て使うには月額300円の使用量が必要で、有料会員にならないかぎりあまり役に立たないのが欠点ですが、それでも年間3600円でレシピの問題が解決すると思えば安いものです。
このクックパッドも万能ではなく、素人さんのレシピの為、作成手順等がわりと簡素に書かれていたりするので、判り難い所がありました。
例えば「片栗粉」適量や、野菜の切り方、前処理の仕方などです。
適量とかマジ意味不明です。
この辺りは様々な補完の方法があると思います。
・実経験を積む
・個別に調べる
・料理本を買う
などでしょうか。
結局手間が必要なのですが、何事も上達には労力が必要です。
クックパッドのレシピは大きく外しませんが、素人の家庭向けの料理です。
なので「普通に美味しい」レベルですが、「とっても美味しい」レベルにするのは難しいと感じました。
そのレベルを目指すには、料理本で研究したりする必要があるのかと思います。
私は麻婆豆腐が好きで良く作るのですが、今より美味しくする方法が思いつきません。
ですが共働きの料理初心者夫婦が自炊を行っていく上でのレシピとしては、対費用効果としてクックパッドが一番だと感じました。
今はスマホがあるので、ポケットに入れてピコピコ見ながら作れる利便さは最強ではないでしょうか。
もっとつくおき もっとかんたん、もっとおいしい (美人時間ブック)
- 作者: nozomi
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/04/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
- 作者: nozomi
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/10/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
妻がこちらの本を購入していました。
土日の作り置きで一週間のレシピを賄うという、まさに共働きのためにあるような本です。
しかし料理初心者どころか、殆どの人に向かない本だと思いました。
レシピは参考になると思いますが、このタスク管理と作った料理の管理が複雑すぎて、この本通り料理をこなせるならば、その能力を別に使った方が絶対に稼げると思うレベルです。
なのでクックパッドを参考にして、経験値をつんでいく事が、自炊初心者脱却の近道なのではないかと思いました。
仕事と思えばよい
慣れればそこまで労力はかかりませんし、一度に2、3日分を作るのでそこまで毎日にすると1、2品くらいです。
自分が食べたいものを適当に作っているだけで、まだ半年程度ですがそれなりに作れるようになりました。
何より食べてくれる人がいるというのは結構モチベーションになりますし、仕事と比較すればその労力は屁みたいなもんです(笑)
後は毎日料理に30分から1時間程の時間を確保できる余裕があるか、でしょう。
そんな時間は到底ない、またはそんな時間を使う気もない、という方はできるだけ早い段階で夫婦間で話し合っておく必要があると思います。
慣れてくると色々な料理を作ってみたくなったりして結構面白いもんです。
しかし所詮は素人、お店の味は遠いです。
自炊でも十分美味しいですが、外食の味はまた特別なものなんだな、と思いますね。
とりあえずは料理はこんな感じで行っています。